自分の給料がなぜ低いのか説明できますか?

Book Column
ゆたしゅう
ゆたしゅう

皆さんこんにちは!

今回は経済についての本を紹介するよ!

新人PT
新人PT

また経済ですか??

リハビリとなにか関連があるんですか?

ゆたしゅう
ゆたしゅう

まあリハビリの手技的な話では無いけどね。

君はなんで自分の給料が低いのか説明できる?

新人PT
新人PT

それは病院の経営が厳しいからですよ。

今はコロナで大変なんだから仕方ありませんよ。

ゆたしゅう
ゆたしゅう

じゃあなんで経営が厳しくなってしまうのだろう?

コロナだと対応が大変だから人手が不足してしまうよね。

なのになんで給料が上がらないんだろう。

新人PT
新人PT

やっぱり診療報酬が低いからですかね。

いくら需要が多くても報酬の上限が決まっているから人を雇えないんじゃないかと思います。

ゆたしゅう
ゆたしゅう

鋭いね!

それをもっと大きく見ると日本政府が緊縮財政だからだよね。

政府がもっと医療費を支出してくれれば診療報酬も高く設定できるよね。

そうすれば病院も多くの人を雇うことができるし、一人一人の給料も上がってくるよね。

新人PT
新人PT

前回のcolumnでもそんな説明がありましたね。

ゆたしゅう
ゆたしゅう

詳しくは前回のcolumnを見てほしいんだけど、政府が支出を増やせば、病院を株式化する必要は全くないと思うんだよね。

自由競争も大切だけど、それ以上に規制が必要な分野でもあるからね。

だけど、日本はいつまで経ってもデフレで医療現場がいくら頑張っても診療報酬はカットされる一方だから国民皆保険制度の撤廃や病院株式化っていうアイディアが生まれたんだよね。

それ自体は素晴らしい考えだと思うんだけど、いずれにしてもデフレを脱却しないと私たちの給料は上がってこないと思うんだ。

新人PT
新人PT

つまり、政府の緊縮財政が私たちの給料が低い理由なのですね。

ゆたしゅう
ゆたしゅう

その通り!

それに関連して近年話題になっているMMTという理論があるんだ。

新人PT
新人PT

あれですね、筋力図るあれですね!

ゆたしゅう
ゆたしゅう

それはManual Muscle Testね(笑)

Modern Monnetary theoryのことだよ!

日本語にすると現代貨幣理論だね。

新人PT
新人PT

何ですかそれは、全然聞いたことないです!

ゆたしゅう
ゆたしゅう

だよね、そこで今回紹介する本がこちら!

知識ゼロからわかるMMT入門
~お金の仕組みがわかれば世界がわかる~
三橋貴明著 2019.7.5

新人PT
新人PT

お金の仕組か~面白そうですね!

ゆたしゅう
ゆたしゅう

じゃあ早速内容を見ていきましょう!

お金とは何なのか?

皆さんはお金とは何なのかと問われたら何と答えますか?

私は一万円の紙幣を真っ先に思い浮かべますね(笑)しかも札束で思い浮かべますね。

金持ちになりたいですね(笑)

そんな話はどうでもよくて、今回紹介するMMTではお金について「債権と債務の記録」としてしています。

???????

意味わかりませんよね(笑)

もう少し説明させてくださいね。

お金が成立するためには

①お金の単位
②債務と債権のデータを記録する仕組み
③譲渡性
④担保の4つが必要とされています。

この4つの条件が満たされるとなんでもお金になり得るということになります。

だからお金は別に物でなくても良いのです。

特に重要なのは②のデータです。

一万円札とか百円玉がお金として成立しているのは、債務と債権の記録が書かれているからです。

あの紙と金属の塊自体に価値があるわけではありません。

闇金ウシジマくんも同じような事を言ってますよね。

それでもお金はデータと言われて納得できない方も多いと思います。

例えば、銀行預金について考えてみましょう。

銀行預金はスマホで預金残高というデータが見れたり、通帳で残高が見れます。

これは絶対にモノではありません。

ですが普通に給与振り込みや支払いの振り込みがなされて普通におカネとして使用されています。

では現金紙幣はなんなのか??と思いますよね。

あれは「日本銀行の債務」です。

あの紙幣を保有している人が債権者になるのです。

なので紙幣も立派なおカネですよね。

このように世の中では様々な種類のおカネが存在し、おカネは一種類ではないということを知っておきましょう。

信用創造=貨幣創出

おカネは一種類ではないということをご理解いただけたと思います。

銀行は銀行預金を数字を書くだけでおカネを作り出しています。

現在はデジタルデータですが、万年筆で書いていたため万年筆マネーと呼ばれます。

先ほども言いましたが、銀行預金の正体は通帳のお預かり金額に書かれた数字です。

例えばローンを借りる時に現金紙幣を借りることがありますか?

昔は居たかもしれませんが現在は現金紙幣で借りることはまずないでしょう。

銀行も銀行で多額のおカネをいちいち他から調達していることはありません。

貸し付けが決まったら数字を通帳に書き込んでいるだけです。

ここは勘違いしている人が多いかもしれません。

私も銀行がわざわざ中央銀行から現金を調達してローンのおカネを貸し付けていると思っていました。

こうしてみると「誰かの資産は誰かの負債。誰かの負債は、誰かの資産。」ということになります。

では担保は何になるのでしょうか?

住宅ローンなどであれば住宅、土地が担保となることもありますが、基本的には借り手が返済できるという見込み、つまり与信を担保におカネを発行しているのです。

日銀当座預金と国債

日銀当座預金を知っている人はどれくらいいるでしょうか?

これは「日本銀行の口座」の当座預金のことです。

一般企業や国民は日本銀行に口座を持つことができません。

日銀当座預金の発行は銀行の預金と同じプロセスです。

つまり国債などの借用証書を差し入れられた際に、日本銀行がおカネを発行するのです。

という訳で中央銀行である日本銀行が発行するおカネは日銀当座預金ありきなのです。

市中銀行(一般の銀行)が債権として保有する日銀当座預金の一部が現金紙幣に姿を変えて流通しているのです。

日銀当座預金、銀行預金、現金紙幣、国債などこれらは全ておカネなのです。

これが理解できるとあることが見えてきます。

国債発行で借りるお金は銀行預金ではありません。日銀当座預金なのです。

しかも政府が国債を発行すると。私たちの銀行預金の額が増えることとなります。

よく言われる財政破綻論は国民一人当たりの借金が800万を超えた!

と煽ってきますが、私たちは借金をしていません(笑)

そもそも国民の借金ではなく政府の借金です。

何が言いたいのかというと政府の借金は国民の資産を増やし、政府の黒字は国民を困窮させるということになります。

どこまで行っても誰かの資産は誰かの負債ということになります。

だとしたら、政府が負債を増やしてくれれば国民は裕福になるのです。

今まで政府は2020年までにプライマリーバランス黒字化を目標としていました。

現実には実現不可能として2025年までに延期されていますが、先日の総裁選で高市早苗議員がプライマリーバランス黒字化目標を凍結すると言って話題になりました。

結果は岸田総裁が誕生したわけですが、岸田さんはプライマリーバランス黒字化凍結とは言いませんでしたが、介護、医療職の給料を上げると言っています。

財源は国債を使うと言っているので財政拡大派の総理が誕生したという訳です。

実際に政策としてやってくれるかどうかはさておき、医療職の私たちにとっても期待していいのではないでしょうか?

政府にはどんどん借金をして欲しいですね(笑)

MMTの基本理論

こういう説明をすると拡大解釈して、政府は無限に借金できる!という人たちが出てくるそうです。

無論そういう訳にはいきません。

そこでMMTの基本理論をお伝えしたいと思います。

①自国通貨を持つ政府は、財政的な予算制約に直面することは無い。
②全ての経済は、生産と需要について実験的あるいは環境的な限界がある。
③政府の赤字はその他の経済主体の黒字。

以上です!

①と③はざっくりとお伝えした通りですが、無限に借金できる!という訳ではないことを②を理解することで納得できると思います。

②を言い換えると財政的な制約は無いけど、インフレ率が制約になると言い換えることができます。

現在の日本は本来の供給量が総需要を上回っておりデフレギャップが拡大している状態です。

これとは反対に総需要が供給量を上回るとインフレギャップの拡大している状態となります。

日本の供給能力がフル稼働しているのに政府が財政支出を拡大し総需要を増やし続けたら供給能力不足に陥りインフレ率が健全な水準を超えて上昇してしまいます。

財政的な予算制約が無いからといって財政支出を拡大し続けると、インフレ率はさらに拡大してしまいます。

つまり、インフレ率が国債発行、財政支出の限界であるといことです。

そうするとGDPを上昇させるには生産性向上させ、供給能力を引き上げることで国債発行、財政支出の上限は自動的に高まっていくことになります。

文章にして紹介すると何とも分かりにくいと自分で書いていても思います(笑)

そこで著者である三橋貴明さんとひろゆき氏の討論動画を見て頂くとより理解が深まると思うのでぜひ見てみてください!

【ひろゆき×三橋貴明】徹底討論!1人産めば1,000万円支給せよ?

税金の役割とは?

MMTの理論が正しいのであれば、税金はいらないのでしょうか?

そうはなりません。

少なくとも現在のようなデフレ下では必要のないものになります。

しかし私たちが勘違いしていたように必ずしも税金が政府の財源という訳ではないのです。

税金の役割は主に3つです。

①景気の安定化装置
②格差縮小のための再分配
③財源

財源入っているじゃねーか!と思った方もいると思いますが、財源としてはそこまで重要ではありません。

財源は国債発行して確保すればよいだけの話ですから。

①がとても重要で好景気の時に増税し景気を落ち着かせるという役割があります。

反対に不景気の時は減税して可処分所得を増やして景気を回復させるという意味合いがあります。

間違っても不況の時に増税してはいけません。

実際に安倍政権は増税してしまった訳ですが。。。

税金で得た財源は格差縮小のために再分配する。

そうすることで格差を縮小し社会を安定させることができます。

政府の支出はなんでもかんでも税金で賄われている訳ではないのです。

スペンディングファースト

MMTの考え方にスペンディングファーストという考え方があります。

つまり支出が先ということです。

誰の支出が先かというともちろん政府の支出です。

私たちは給料を稼いでから支出する訳ですが、政府は違います。

まず支出してから徴税なのです。

このスペンディングファーストという事実を知ると政府の支出のために税収が必要という考え方が間違っているということが分かります。

税金の役割は3つありましたよね。

このスペンディングファーストという考え方を知ることでより理解が深まると思います。

ではその支出をするための資金はどこから出ていると思いますか?

答えは政府が財務省証券に好きな金額を書いて日銀に持っていくことで日銀当座預金を増やし、政府小切手に金額を書いて支出するだけです。

これをOMF(overt monetary financing:明示的な貨幣供給)といいます。

こんな事、学校じゃ教えてくれないですよね(笑)

私もまったく知らなかったです。

まとめ

ゆたしゅう
ゆたしゅう

今回は少し難しかったかな?

新人PT
新人PT

中々新しい知識が多くて覚えられません。

ゆたしゅう
ゆたしゅう

まあ中々抵抗感のある話だからかもね。

でもこれは事実なんだ。ぜひ本を読んで学んでみて。

それじゃあ今日の題だった「私たちの給料がなぜ低いか」という質問には答えられるかな?

新人PT
新人PT

それは政府が緊縮財政だからですよ!!

ゆたしゅう
ゆたしゅう

正解!

じゃあ給料を上げるにはどうしたらいいんだろう?

新人PT
新人PT

財政拡大を訴えている政治家を応援すればいいですね!

ゆたしゅう
ゆたしゅう

その通りだね。日本は間接民主制だからそうするしかないよね(笑)

もしくは君が出馬すればいい(笑)

私には政治は関係ない!と思うのではなく、興味を持って自分たちが豊かに暮らせる政策を打ち出している人を選ばなければならないんだ。

新人PT
新人PT

僕には無理ですよー(笑)

理学療法士協会は理学療法士の国会議員を応援していますよね。

ゆたしゅう
ゆたしゅう

まああれも大事だと思うけどね。

まずは財政拡大していかないとだからね。

選挙も近いし、その辺注目してみると面白いと思うよ。

新人PT
新人PT

そうですね。

ちゃんと投票しよっと!

ゆたしゅう
ゆたしゅう

それじゃあ今日はここまで!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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