圧迫骨折のレビュー

みなさんお疲れ様です。

今回は自分で以前から気になっている圧迫骨折について2015年に出されているレビュー論文のご紹介です。

Diagnosis and Management of Vertebral Compression Fractures

JASON McCARTHY, MD, and AMY DAVIS, MD

アメリカの疫学

脊椎圧迫骨折(Vertebral Compression Fractures:VCF)は骨粗しょう症の最も一般的な合併症であり、年間70万人以上のアメリカ人に影響しています。

患者の3分の2以上が無症候性であり、単純X線撮影で偶然に診断されています。

危険因子

骨減少症、骨粗鬆症、高齢、既往にVCFがある、転倒歴、運動不足、コルチコステロイド(1日5mgを3ヶ月間以上)などの薬剤の使用、体重が53.1kg未満、女性、女性では1日2杯以上、男性では1日3杯以上のアルコール飲料の消費、喫煙、ビタミンD欠乏症、うつ病など。

臨床所見

一般的にはTh8からL4の間に痛みを訴え、X線撮影で診断できます。

急性骨折の患者は、体位の変化、咳、くしゃみ、または持ち上げを伴う痛みの突然の発症を報告する場合があります。

評価

最近では骨折に応じた浮腫を磁気共鳴画像法(MRI)で診れるため、良性骨折と悪性骨折を区別し、骨折の時期を決定するのに有用である。

MRIまたはコンピュータ断層撮影は、後遺症が疑われる場合、後壁まで及ぶ骨折、脊髄の関与を特定するのに有用である。

骨粗鬆症を評価し、疾患の重症度を決定するために、VCFの診断後すぐに二重エネルギーX線吸収法を行うべきである。

ここまでの私的ポイント

①圧迫骨折は無症候が2/3と結構いること

②くしゃみでも急性発症があり得ること

③骨粗しょう症の評価も同時に行う必要性があること

このような内容を知っていると患者様への説明がより具体的になると思います。

次回は同じ論文の治療について書いていきたいと思います。

本日も最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。

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